じいふ

浄土平 福島県

念願の浄土平。突発的な旅行だったため、シンプルな北ルートを選択。福島駅西口を出発し、県道70号を西に進んで1,600 m登る。とてもシンプル。

道中は単独で登っていると不安になるほど単調な登りが延々続く。標高1,000 m付近のつばくろ谷までは忍耐が必要。途中、飲み物の補給ができるのは高湯温泉のみ。食べ物の補給は山頂でも期待できないため、事前にハンガーノック対策をしておきたい。

つばくろ谷からは徐々に視界が広がりはじめる。浄土平はその風景から渋峠と比較されるが、圧倒的に違うのは麓まで見下ろせる点。福島の街まで見下ろせるその高さに登りながらも足がすくむ。森林限界を超えているため風の吹下しも強く、走行中は身体が何度も強張った。

疲労と緊張、そして山頂の風で身体が冷えてしまったため、あまり長居はできず、吾妻小富士も一周はできなかった。それでも浄土平の素晴らしさを十分に体感した。

【下りに注意】
北ルートの下り車線、標高600m以下からアスファルトに深いひび割れ・陥没箇所あり。できるかぎり徐行を。

灰ヶ峰 広島県

展望台から一望できる江田島、倉橋島、そして呉。距離はそこそこでも、仲間がいれば濃密な時間を過ごせるし、辛い坂だって登りきれる。しばらく忘れていた当たり前のことを思い出しながら、その日走ってきた道を振り返った。

陀峯山 広島県

独りのサイクリングは自由だけれども、誰かと一緒に走った方が発見の数は増える。誘われて小脇の道に入ると、海に向かって突き出した大岩。ビンディングシューズで立つのは度胸がいるが、夏の光を浴びながら穏やかな瀬戸内海を眺めていた。

大平山 山口県

私が子供の頃、ロープウェイといえばここだった。しかし、いつしか車で頂上まで上ることが一般的になり、利用者が減少すると運行は廃止されてしまった。乗り場には自由に出入りできるが、ロープは既に撤去されている。今後復旧することはないだろう。レジャーの変遷に思いを馳せるヒルクライムとなった。

SHIMANOカラーのような青空だ。前日の雨の影響はなかったかのように、ツール・ド・しものせきの幕は明けた。スタッフの皆様は当日まで大変な思いだっただろう。本当に感謝しかない。
130kmのロングコース。各エイドには水やドリンク、地元のお菓子を中心に補給食を用意してくれている。定番のバナナももちろんだ。
しかし、私が最も驚いたのは応援の熱量。道中、地元の方々はもちろん、惜しくも参加できなかったサイクリストまで応援に駆けつけてくれていた。関東の人に説明するならば、ハルヒル下山のときの光景に近い。それが130km続くと想像してもらえればいいだろう。
下関のシンボルとも言える海、角島を望んだあとは、河に沿って山間を抜けながらゴールへと向かう。梅雨を吹き飛ばす勢いで僕たちの夏休みは始まった。

毘沙ノ鼻 山口県

小粒だけれどパンチのある坂。本州最西端の地はここにある。最◯端好きのエッジマニアにとっては抑えておきたいポイントだろう。
さて、展望台の広場にはポツンと一本、不思議な鉄の棒が立っている。実は写真撮影用のスマホスタンド。試しに使ってみたが、なるほど独りで行っても安心して記念写真が撮れる。ホスピタリティの高さが伺えるスポットだ。

わざわざ仕事を休んで遊びに行ったが当日はあいにくの雨と爆風、そして極寒のバッド・コンディション。ライドをあきらめかけた夕方の一瞬、青空が顔を出し、手近な地蔵峠をアタックした。麓には道の駅あそ望の郷くぎの。敷地内にはmont-bell南阿蘇店があり、ここでジオラインを手に入れていなければ、この日は寒くて遭難していたかもしれない。山頂よりは途中の展望台の方が景色はおすすめ。これぞ阿蘇という光景を堪能できたが、次に来るときは誰か隣に並んで座ってくれる人と一緒に来たい。

風師山 福岡県

日本遺産に認定された関門海峡は、かつて花崗岩が侵食されてできた浅い谷らしい。そのためか山口・下関、北九州・門司の両市とも街のいたるところに坂がある。すなわち山もあるという訳で。今日は関門トンネルを歩いて、門司港すぐそばの風師山に行ってきた。展望台系ヒルクライムらしい斜度10%の坂は、ビンディングシューズを忘れた私にとってはややつらかった。

嵩山 山口県

「その先には何があるのか」
道の果てを目指して山頂へ歩を進める登山者、車、そして自転車。しかし果てに立ってもなおその先へ挑もうとする、つまり空を飛びたくなるのがどうも人ってやつらしい。重力に逆らい、道から解放され、自由を掴む。それはとても魅力的で誘惑的なアクティビティだろう。
けれども、僕はもう少しだけ地べたを這いずり回って自転車を楽しみたい。

大星山 山口県

「私の知らない山口県がたくさんある。」この光景を見ながらそう思った。山口は遊べる。

銭壺山 山口県

近くの浜辺からスタートし、住宅団地を抜けて頂上を目指す。途中まで道路の拡幅工事をしており、路面が真新しい箇所も少なくない。しかし、海辺の山にありがちな急坂はここも例外ではなく、後半は15%の坂が続く。ひと目でわかるS字の激坂を超えれば、そこには絶景の待つ展望台。瀬戸内海と周防大島、そして初夏の空。眼前には青しかなかった。

大将軍山 山口県

「和田峠を越えたら子の権現があった」
関西のサイクリストには通じないかもしれないが、関東の人が聞けば、きっと恐れおののく事だろう。大将軍山はそんな山だ。平坦や下りを織り交ぜながらも道中の大半は10%を下らない。極め付けは最後に現れる落ち葉・小石にまみれた20%の激坂だ。山頂にはアンテナ塔と小さなお社だけ。しかし強烈な個性のルートに展望というものは蛇足だろう(という負け惜しみ)。