御嶽山の口コミ

御嶽山 長野県

乗鞍に登った際に知り合った人に紹介されて登ってきました。
まず1日目は木曽福島駅まで輪行。道中窓の景色を見ていると奈良井駅までは奈良井川を遡上する感じで進んでいたのにトンネルを抜けると木曽川を下る感じに変わっていて飽きないです。併走する国道19号線は2日目に通るので目視で道路状況を確認。路肩狭いところが多そうだなあ。
木曽福島駅で組み立てが終わる頃には小雨が降っていて少々肌寒い。
まずは御岳湖まで目指します。ゆったりとした勾配でウォーミングアップにはちょうど良いです。三岳黒沢の三叉路を左に入り、左側に御岳湖の湖畔を眺めながら進んでいきます。
王滝村の中心部を越えたらいよいよ登り開始です。平均勾配は低めとは聞いていたけど実際は7〜10%の坂が断続的に続きます。息が切れてきたタイミングで緩い坂が現れるので親切設計、足を止めることなく登ることが出来る良い道だなと。
小雨だった天気も、おんたけ2240スキー場から晴れてきます。更に視界が開けて遠くにそびえる木曽山脈を眺めがら楽しめました。
程なくして道路の終点である田の原に到着。それなりに長く、そこそこ大変だった気がするけど登ってみればあっという間。
この日は日曜日にもかかわらず閑散としているのが気になります。
峠付近は風が強く、肌寒いので長居はせず下っていきますが、羽織っても寒い!夏とは思えない。
腹が減ったので途中、百楽庵に寄ります。最初に出てきたトウモロコシの甘さに驚く。おんたけ御膳はメインの蕎麦のうまさも然る事ながら、蒟蒻、味噌をつけたご飯もうまい!
やっぱり長野の飯はうまいなと。
後で聞いた話によると、御嶽山の修行は8月上旬くらいで終わってしまうので今の時期は空いているとのことでした。
補給については木曽福島駅から先は自販機が所々にある程度なので事前に購入しておいたほうが良いです。田の原にも自販機はあります。

御嶽山 長野県

何重にも入り組んだ山を越えた先に、雄大な山容がチラッと見えた時、思わず「うわー!」と声が出た。
緩やかに広がった裾野、地肌がむき出しになった山頂は平坦で、今まで見たことのある長野の山々とは全く印象が違う。
県道473号から分かれて王滝側沿いの県道256号に入る。御岳湖手前の分岐は、大型車の通行規制がある県道256号をそのまま進み、御岳湖の左岸を走った。湖畔沿いのフラットコースで、朝の爽やかな空気を切る感覚が心地良い。ただ景観は、帰りに走った対岸の村道の方が視界が開けていて、行きは右岸を走った方が満足できそうだった。
王滝村の中心部、観光案内所(0km:930m)を過ぎると本格的なヒルクライムが始まる。
スタート直後の急傾斜に身構えるが、そこを過ぎて里宮(0.8km:970m)から3合目(3.5km:1,100m)までは、沢沿いの穏やかな勾配となる。
走りながら目を引くのが、無数の石碑だ。他の山とは明らかに数が異なる。鬱蒼とした森の縁に、「覚明霊神」あるいは「普寛霊神」と銘の入った石碑が、何本もまとまって佇立している。信仰の山、とは聞いていたが、その数が予想以上で圧倒される。
3合目からヘアピンカーブが連続する九十九折区間が始まり、勾配も1段階キツくなる。
水行で身を清めるという清滝(4.5km:1150m)、新滝(5.2km:1,180m)への入り口を横目に、標高1,200m付近の急カーブ(5.8km)を曲がり切ると、御嶽山の全体がくっきり見えた。山頂の東側に少し雲はかかっているものの、まだ天気は持ちそうだ。
御岳高原(8.6km:1,360m)から八海山下(11km:1,500m)までは、カーブが少なく見通しの良い道が続く。勾配はやや緩くなるが、それでもこれから登る先が見える坂道は精神的に辛い。
標高1,600mを越えると視界が開け、中央アルプスの山並み目の前に広がった。
「おわあ…」どこまでも青い空に、真っ白な雲が浮かび、その下に緑の山々が並んでいる。イメージ通りの圧倒的な夏の中にいる!
ここまで標高が高くなると空気もひんやりして、吹き抜ける風が火照った体に心地いい…が、あまり長く立ち止まっていると、汗で濡れたウェアが冷える一方だ。ヒルクライム再開。
道は再び、スキー場(14km:1,700m)の中を右に左にくねりながら伸びる九十九折区間に入った。勾配もまたキツくなる。徐々に広がってきた雲は山頂を覆って、陽射しも遮られるようになってきた。気温が下がっているせいでやや肌寒い。
田ノ原天然自然公園(20km:2,180m)でゴール。広大な駐車場は止まっている車も疎らで、若干寂しい雰囲気が漂っている。
御嶽山が眼前にドンと鎮座していた。重々しい雰囲気を感じるのは、霊峰の持つ神性からか、それとも灰色の雲が山頂を隠しているせいか、噴火に伴う犠牲の記憶があるからだろうか。
観光センターの食堂でカツカレーをがっついていると、白装束の一団が目についた。
「行者さんかな?それにしては、若い人や子供もいるけど…」それが御嶽教の講の人たちだと気づいたのは、カツカレーの最後の一口を食べた後だ。『信仰の山』であると、情報としては知っていたが、こうして今も、遠方から登拝のためにやってくる人たちを実際に目にして、若干の驚きと感動を胸に山を下った。

御嶽山 長野県

信仰も厚く神の山とも呼ばれている。
ルートとしてはスカイライン、ブルーライン、霊峰ラインがある。どのルートも雰囲気が良いが、特に御嶽スカイラインはヒルクライムとスカイラインの両方の醍醐味を味わえる。不幸があり、美しくもとても悲しい山。いけば人間の存在の小ささを感じられるはず。